小説備忘録 〜その18〜

あっというまに6月に突入!
5月は実施設計図作成と確認申請に追われ、小説はちょっと少なめw

「ドミノ」
27人+1匹の登場人物。それぞれが何かが起こる瞬間を待っている群像劇。
見知らぬ人同士が後半いろいろ交錯して、一つのフィナーレを迎えます。

一つ一つ並べて一気に倒れていく、まさしくドミノみたいで面白い


「九月が永遠に続けば」
バツイチで高校生の息子がいる主人公。元夫の再婚相手の娘の交際相手と
関係を持つことにより、息子の失踪、交際相手の転落死などが起こる。
登場人物みんなが少しずつ違和感があって、少しずつズレて。
沼田まほかる作品(ユリゴコロとか、彼女がその名を知らない鳥たちとか。)を読むと何となく、もの哀しい感じになる。
唯一救いの登場人物がいて良かった。


「本日は大安なり」
ある大安の一日に同じ結婚式場に集まった4組のカップルと
ウェディングプランナーの話。
双子の姉妹。クレーマー気質の新婦。ある計画から新婦を守りたい少年。結婚式を取り止めたい男。すべて別々の出来事がどこかで繋がっていて、
「あーあの時の!」みたいな事も散りばめられていて、ラストもいいです☆
辻村深月作品にハズレなし!

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小説備忘録 〜その17〜

平成も終了し、今日からは令和になり
あまり関係ないですが、小説もちょくちょくw

「十二人の死にたい子どもたち」
廃病院に集まった12人の子どもたちの目的は集団安楽死すること。
12人が集まった部屋のベッドに13人目の少年の死体。
このまま実行すべきか議論が始まる。
案の定、登場人物が覚えれないw
映画用に用意されたカバーを見ながらがオススメです☆


「本日は、お日柄もよく」
結婚式で、感動的なスピーチと出会い、そのスピーチライターに弟子入りし、
のちに政権交代を目指す野党候補者のスピーチライターに抜擢される☆
結婚式のスピーチの心得。話が長くて「あー」とか「えー」とか多い、
世のおじさんたちに参考に読んでいただきたいw


「リハーサル」
このリカのシリーズ、ラストに向かって絶対圧倒的な絶望が待っているとわかっているけど。一度踏み込んでしまったので最後まで付き合います!

「そして最後の作品が発表されるのを待ちます!」ってSNSでつぶやいたら
作者の五十嵐さんより「いや、次で最後というわけではないです。」ってコメントいただきました☆


「アメリカ居すわり一人旅」
初、群ようこ作品(体験記)
映画「かもめ食堂」を観たときの世界観を予想していたら、
良い意味でだいぶ裏切られましたw
しょっぱなから笑わされ、イケイケどんどんの性格と、登場人物たちの
クセのある面白さ!他の作品も読んでみたくなります☆


「魔眼の匣の殺人」
屍人荘の殺人の第二弾。閉ざされた匣のなかで「あと二日で四人死ぬ。」と
死の予言。第一弾のぶっ飛んでいた設定に比べたらちょっと地味め。
でもクローズドサークルものは面白い☆後半、十分期待に応えてくれる内容で良かった!


「傲慢と善良」
婚約者の彼女が忽然と姿を消す。ストーカーの影。
彼女の居場所探しと、彼女の過去に向き合う。
設定としてはよくあるけど、辻村深月作品だから期待して。
やはり期待以上の読了感☆
装丁も良い!

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小説備忘録 〜その16〜

 三月は年度末なのでなんとなくバタバタした感じ。
と、言いつつちょくちょく読んでいたモノを。

「人類滅亡小説」
雲の中に存在する微生物が突然変異で大量に周囲の酸素を吸収。
その雲が自重で落下し、その周辺を酸欠状態にほとんどの生物が

死んでしまう。
宇宙人が襲ってくるSFじゃなくて、なんかリアルに起こりそう。
普段通り生活する人。新興宗教にすがる人。生存に望みを託す人。
鮮やかな死を望む人。
空を見るのがちょっと怖くなります。


「ラストレター」
元恋人の死が最初からわかっていて、物語が進んでいくので、
展開が読めなかったけど、岩井俊二作品の独特な雰囲気に
どっぷりつかれて心地いいです☆

是非映画でも観たい!


「犯罪小説家」
新進作家の作品に映画化の話が持ち上がる。その映画の人気脚本家が、
昔ネットの自殺サークル運営の自殺した、女性の事件との関連の持論を展開。
そしてもう一人、自殺サークルの取材をしていた女性。
この三人によって真実が明らかになっていく。小説家と脚本家、最後の最後まで怪しくて、読む手が止まらない☆


「一億円のさようなら」
突然の会社解雇と、その後親族経営会社で左遷された主人公。
そして長年連れ添った妻に数十億円の隠し財産を知り、妻から渡された
一億円をもって家を出る。
4,50代にはすごく面白くて自分に置き換えてみるとワクワクします☆
そして、金沢を知っていると面白いし、すぐにでも行きたくなる!
ラストは「そうきたか!』ってなる秀逸作品☆


「スイート・マイホーム」
マイホームを建てたことによって起こる奇怪な出来事。
死亡者も出てしまう。
興味深いのは、中古住宅の購入でおこる出来事ではないトコ。
ハラハラさせられて面白い☆
でも今の住宅事情からすると、ちょっとこの設定は無理があるかなー。

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小説備忘録 〜その15〜

読みおわった小説一気に☆

「ニシノユキヒコの恋と冒険」
映画を先に観た作品☆
女性に常に優しくて、懲りることを知らないニシノユキヒコ。
関わりのあった10人の女性たちが思いを語る連作集。
基本的には女ったらしなんだけど、憎めない感じが読んでいて心地イイです☆
そして映画の竹野内豊はカッコイイw


「悪いものが、来ませんように」
読み返したくなる系の作品☆映画化はおそらくできないタイプ。
せっかく良い作品なのに、帯で大々的に「絶対騙される!」
ってなっていて構えすぎた。
小説でも映画でも、必ず〇〇する!ってヤツ、あまりなくて良い派ですw


「犯罪者 上・下」
白昼、通り魔殺人事件が発生し、4人が死亡。
一人かろうじて生き残る。しかし単なる殺人事件ではなく…。
巨大企業の隠蔽、大物政治家、乳幼児の奇病。
一人の生き残った青年は暗殺者に狙われる。などなど、面白い要素がうまく絡んで、読む手が止まらないくらい面白いです☆
池井戸作品(なんとなく空飛ぶタイヤ)の殺人事件版って感じです。


「珈琲屋の人々」
第三弾が文庫本で発売していたので、おさらいで再読。何気ない日常の話って感じで、無性にコーヒーが飲みたくなります☆
NHKのドラマでも観ましたが、個人的にはドラマの人物設定の方が好き。


「悪魔と呼ばれた男」
凄惨で残忍なのに息をのむほど美しい殺人現場を残すシリアルキラーを、
特殊犯罪捜査室の犯罪心理学のエキスパート志津香と、検挙率ナンバーワンの
「預言者」と呼ばれる阿久津が犯人を追い詰める。
早々に犯人がわかりますが、何か殺人内容に違和感。悪魔は誰だったか
わかって、なるほどってなります☆


「トラットリア・ラファーノ」
兄と妹が厨房、主人公がホール担当のイタリア料理店の話。
高校の同級生がやって来て…。スマートな恋愛話。
それにしても料理の描写が細かくて美味しそう!
聞いたことのない料理はネットで画像検索して、より倍増☆
やっぱり料理系の物語は穏やかでイイ。

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小説備忘録 〜その14〜

今年もまもなく終了(早い。)
小説も今読んでるものあたりで今年も終わりそう。
アップしてなかった小説一気出しw

「火のないところに煙は」
怪談話の小説を依頼された作家のもとにいろいろ怖い話が集まってくる。
掲載される5話自体はびっくりするほどは怖くないけど、最終章を読むと
ジワジワ怖さが。全く関係ないように思える全5話が…。
ノンフィクションのような構成で面白い☆
裏表紙要注意です!


「送り火」
実は芥川賞系は自分には文章が難解で避け気味ですw
ラジオで「ラストが、想像を絶する!」って聞いて、気になって気になって。
たしかに、ラストにむかうにつれ、その予感がヒシヒシ伝わってくる感じも、
ゾッとします!


「手紙を読む女」
タイムカプセルの手紙。10年後の自分ではなく伯母に宛てた手紙(遺書)
一編一編が少しづつ繋がっていって、ちょっとづつ違和感。
そしてドンデン返しの結末。うまく説明できませんが面白いです☆


「欲しい」
会社経営の女性社長、出張ホスト、生活保護を受けているシングルマザー。
三人の目線で描かれていて、ある人物が転落死して物語が展開する。
三人の欲しいモノ、その中のある人が欲しいモノ。
面白いけど、後味が…。


「奇跡の人」
明治時代の弘前が舞台の日本版ヘレンケラー。
現代ではないため、「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていた少女を、教育係として招かれた安が、彼女の眠っている才能を開花させるための長い闘いのはなし。


「ラ・パティスリー」
新米パテシエの働くお店に、ある朝、見知らぬ男性が飴細工作りに夢中。
この男はこの店のシェフだと言い張っているけど、記憶をなくしている…。
これといって大きな事件は起こりませんが、料理小説にハズレなし☆


「死刑にいたる病」
9件の殺人事件で収監されている死刑囚から「9件目は冤罪だ。」と
主人公の冴えない大学生に、冤罪を晴らす調査を依頼される。
シリアルキラーになぜ自分が頼まれたのか、9件目の事件の真相が徐々に
明らかになっていく。

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小説備忘録 〜その13〜

現場状況の記事が続いていたので、
ちょっと小休止で小説備忘録を。

「追憶の夜想曲」
少年時代、凶悪な殺人事件を起こした弁護士の第2弾(第1弾はこちら
夫の殺人事件を認めている主婦の弁護に名乗り出る法廷モノ。
金にならない弁護に何故名乗り出たのか、どのように無罪を勝ち取ろうとするのか、ラストは驚愕!これで、このシリーズ終わりかと思ってしまう…。
でも第3弾、4弾と続いていてさらに気になります!


「恩讐の鎮魂歌」
気になって御子柴シリーズ連続読みw
医療少年院時代の恩師が殺人容疑で逮捕され、弁護士を名乗り出る。
韓国船沈没事件と、恩師の殺人と強い信念。
そして第2弾から世間に明かされた事件による弁護士としての立ち位置。
御子柴礼司にだんだん人間味が出てきます☆


「幻夏」
ある夏、友人の少年の失踪。ある男の転落事故死。
少年の父親の冤罪による服役。そして23年後に起こる少女誘拐事件。
それらが全て繋がっていって面白い☆
ただの事件モノではなくて、ちょっとノスタルジックな雰囲気がいいです☆


「6時間後に君は死ぬ」
予知能力をもつ青年と、彼に関わる人たちを描いた連作短編集。
タイトルが気になるし、最初の「6時間後に君は死ぬ」と最後の
「3時間後に僕は死ぬ」が繋がっていて、ハラハラして面白いです☆


「13階段」
喧嘩で人を殺し仮釈放中の青年と、死刑執行を行ったことのある刑務官に、
事件の記憶がない死刑囚を救う依頼。階段を登った記憶の断片。
タイムリミット、死刑制度、いろいろな要素がハラハラして面白いし、
考えさせられます。

今回は、事件モノが続いたなー。

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小説備忘録 〜その12〜

8月に突入!
相変わらず仕事の合間に読んでいる小説を。

「冷たい校舎の時は止まる 上・下」
ある雪の日、学校に閉じ込められた男女8人の高校生。2ヶ月前に学園祭でおこった自殺事件。8人はその死んだ級友を思い出せない。8人の中にその人物がいるのでは…と疑心暗鬼。
そして繰り返される5時53分に1人ずつ消えてゆく。
とにかく上下巻で1200ページ!読み応えアリすぎますw
後半(下巻)の仕掛けで、もう一回ジックリ読みたくなる作品☆


「悪い夏」

題名の通り。主人公は生活保護受給者をまわるケースワーカー。
不正受給者、ヤクザ、貧困のシングルマザー。
ラストに向かって最悪の展開。読んでいて辛くなります。


「むかし僕が死んだ家」
まずタイトルが気になり。
東野圭吾は何だかんだ言って(←自分の勝手な見解w)安定した面白さ☆
これが20年以上も前の作品!まだまだ読まないといけないものが無限にあるw

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小説備忘録 〜その11〜

小説を読み始める前は、邦画を頻繁に見ていましたが
最近はもっぱら小説です☆

「結婚詐欺師」
結婚詐欺師と警察の両方の目線で進んでいきます。
徐々に詐欺師を追い詰めていくんだけど、ある理由で逮捕できない。
最後はスカッとしますが、もっとスカッとしたいw


「仮面山荘殺人事件」
婚約者を事故で失った主人公。その婚約者の両親に、親族・知人と共に別荘に誘われます。そこに強盗が現れ軟禁されたところで殺人事件発生!
(殺人は強盗ではない身内の犯行)
いろいろ満載で、最後はどんでん返しが待ってます☆


「去年の冬、きみと別れ」
読んでおもったこと。「映像化できたんだー」って感じです。
2回ほど戻りながら読破しましたが、仕掛けがいろいろあるらしく…
解説のついた文庫版にすればよかったw


「木漏れ日に泳ぐ魚」
別々の道に進むことになった男女が、最後の夜、アパートの個室で語り合う。
ある男の死。相手が殺人犯なのでは?互いの目線で交互に語られる心理戦。
徐々に事実にたどり着く感じがなかなかいいです。


「天使のナイフ」
主人公の妻子が自宅で強盗に入った三人組の中学生に殺される。
その四年後、その三人組の少年たちが次々と殺される。
もちろん主人公が疑われ…。
少年法と複雑な背景が面白いです。


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小説備忘録 〜その10〜

あくまでも気分転換程度にw

「ダークゾーン」
軍艦島で突然、将棋の王将のような役割になってゲームに巻き込まれる。
7局で先に4勝しなければならず(負けるとおそらく死)
そのゲームがとにかく面白いです☆
並行して、なぜこのゲームに巻き込まれてしまったか経緯がわかってきます。
この将棋のようなゲームの心理戦が面白すぎます!

「かがみの孤城」
様々な理由で学校に行けない7人の子供達が、鏡の中のお城に集められて
ひとつ願いごとの叶う鍵を見つける話。
「よくあるファンタジーものかな?」って思ったら全然違います。
後半はとにかく凄い!物語に欲しい要素が全部詰まっています!
ここ最近の小説の中では、ダントツです!
なにかオススメの本と聞かれたら、まちがいなく今はコレ☆
(後日、本屋大賞受賞しました☆←納得!)


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小説備忘録 〜その9〜

2人の受験勉強のあいだ、こっそり読んでましたw

「屍人荘の殺人」
ある大きな生死に関わる事件に巻き込まれた大学サークルの集まり。
建物の外に出ることができない状態、さらに殺人事件が起こる。
2つの事件が同時進行して面白いです☆
ある大きな事件から逃れるだけでも大変なのに、さらに殺人事件って!
だけどある事件が起きなかったら、もう1つの殺人事件はどうやって
おこなうつもりだったのかなーっと思いました。(ネタバレ厳禁なのでw)


「リセット」
専業主婦、キャリアウーマン、元ヤン非正規労働者。
思い描いていた未来と違う高校同級生3人。
突然高校時代に戻り、もう一度夢を叶えようとする話。
ただファンタジーじゃなくて、社会情勢もあったり面白いし、
スッキリします!


「1981年のスワンソング」
1981年にタイムスリップしてしまった主人公。現代に戻れず、生活していくために、男女のデュオに未来のヒット曲を提供する。
「世界に一つだけの花」とか「TUNAMI」とか。
(ただ曲を思い出しているだけw)
81年を経験した人はかなりタイムリーで面白い☆

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