小説備忘録 〜その31〜

昨年の年末年始は、2号が受験生のため、なんとなく落ち着かない
雰囲気でしたが、今年は割とゆっくり過ごせたので、読書も
まあまあできました☆(すぐ寝落ちしてしまいますがw)

「六人の嘘つきな大学生」
就職の最終試験を舞台に六人の就活生。当初は六人で協力して最終プレゼンを
行う展開から、一人だけ合格の条件となり、みんなでひとりを選出することに。
そこに謎の封筒。それぞれの抱えている重大な秘密が書かれていて…。
面白い!早い段階で謎は解けますが、そのあとも秀逸☆
就職活動の本質が腑に落ちます。絶対映像化されそう。


「不連続の世界」
この帯見たらまず読まずにいられないw
五編からなるトラベルミステリーで、恩田陸ワールド☆


「琥珀の夏」
とあるカルト集団と呼ばれていた団体組織「ミライの学校」
敷地跡から、子供の白骨死体。この組織のサマースクールに参加したことがある
弁護士の法子は、自分の知る少女ではないかと胸騒ぎを覚える。

ラストに向かうにつれ怒涛の展開。お涙頂戴作品ではないのに、
なんか泣けてきます。辻村深月作品、今回も良かった☆


「invert」
続編。最初から犯人がわかっていて、クセ強めなオトボケ具合で事件を解決していくパターンは、「古畑任三郎みたいなドラマ化、間違いない!」って感じで
読んでいたら、まんまとやられました!(映像化は難しそう。)
あらためて本の装丁秀逸です☆


「変な家」
帯に「あなたは、この間取りの「謎」が解けますか?」って書かれていたら、
こういう仕事してる以上、読まずにはいられませんw

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