小説備忘録 〜その27〜

読書の秋!(と、いいつつ一年中読んでますがw)

「めぐり会い」
置き忘れで入れ替わったデジカメ。そのカメラに残っていた写真の少年に惹かれる華美。撮影の日付は10年以上前。その写真の大人になった少年、祐一。
若干ネタバレですが、同じ時間軸で…表題通り☆
でも。タイムスリップ系ではないですw


「ロードムービー」
短編集ですが、それぞれ「えっ!」って思う登場人物だったり。この小説を読む前に絶対「冷たい校舎の時は止まる」を読むことをオススメします☆
「えーーーーっ!」ってなるし、恐るべし辻村深月ってなりますw


「Q&A」
質問者と体験者の会話だけ(Q&A)で物語が進行していきます。こんな装丁の本が並んでいたら買わずにいられません。ズルい…。


「十字屋敷のピエロ」
久々に東野圭吾作品☆25年以上前の作品なのに色褪せない面白さ!
間延びするような無駄な描写がなくてイイです☆
ピエロの人形目線の語りも要所要所にあって、最後も☆
安定感抜群です!


「あのこは貴族」
東京の名家に生まれた華子と田舎出身の美紀。家柄の良い一人の男を通じて
女性の葛藤を描いた作品。世の中が「学歴社会」ではなく、「階級社会」だと語られてて、すごく腑に落ちます。
これは絶対、男性が読むべき小説!男の浅さを反省w
読了感はイイです☆

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