小説備忘録 〜その5〜

最近アップしたばかりですが…。
(数日で読み漁っているわけでなく、夏ころからあくまでもちょっとづつです(汗)仕事もやってますw)

「出版禁止」
題名がズルい!なぜ出版禁止なのか?読みたくなるに決まってます!
読んでいる最中にいろいろ仕掛けがあって、読み終わってネットでいろいろな人の解釈を読むと、さらになるほどってなります。


「リライト」
この表紙のイラスト、時空を超える薬、学園モノが揃えば、
時をかける少女的な青春ラブストーリーなんだろうと、たかをくくり
「たまにはいかな」っとw
全然違う!冒頭の「過去から来るはずの自分が来ない。」で惹きつけられ
タイムリープ、パラドックスでかなり混乱するけど、なかなかダークな着地点で面白いです☆時間軸モノが好きな人なら◎


「ワン・モア」
自分に世代が近い男女の群像劇の連作短編。
それぞれの話のラストが曖昧な感じですが、小説のラストの方でみんながそろってスッキリ&いい感じ☆
北海道の情景も目に浮かぶ感じで、かなりいい大人な良作です☆


「凍りのくじら」
ドラえもんのひみつ道具とリンクしてます。中盤までなんとなく読みにくくて
途中でやめそうな勢いwなんかだるい感じで
「辻村作品ってこんなに読みにくかったっけ?」って思うくらい。
いやいや、中盤以降がイイ!少し泣きそうになるし、少しラストに驚きます☆
確かに最終章あたりは前半がないとダメ。全てを通して一つの作品だと改めて感じます☆

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小説備忘録 〜その4〜

読書の秋と言いつつ、年中読んでます。(ちょっとした活字中毒w)

「百瀬こっちを向いて」
たまには高校生の恋愛小説を。
(実は短編集と知らずに読んだ。)
どの話も、もっと長く読んでいたいと思うくらい良かったと同時に
自分がおじさんだったことを呪うw


「アキラとあきら」
裕福な家庭に育った彬と苦労人の瑛。まずは本の分厚さと2人の対決モノはちょっとやだなーと思い、躊躇していましたが読んで良かった☆
バブル期の負の財産、倒産、買収、融資とかおもしろ要素満載です!
(安定の池井戸作品☆)


「永い言い訳」
映画を見ていませんが、主人公をモッくん(←古い呼び方w)で読みました。
どう表現していいかわからないけど、かなり良い作品☆小説の中のモッくんがいろんな面を見せてくれます。永い言い訳をしながら。なんとなく今度は愛妻家(邦画)を思い出しました。これもかなりイイ映画☆


「北斗 ある殺人者の回心」
なかなかの骨太!幼い頃から親に虐待され、そこから抜け出すまでで十分物語として成り立ってます。(ここで終わってもイイくらい。)だけど作品名にある通り、殺人を犯す。後半の裁判の展開もズッシリきます。オススメです!

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小説備忘録 〜その3〜

またまた小説備忘録☆
今回はちょっとブラック&マニアックな感じでしたw

「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」
ネット上で繋がっているの5人が1人ずつ殺人事件の問題を出して他の4人が推理する。普通殺人事件ものと違うのは、出題者が実際殺人を行いトリックなどを推理させる。こういう話はラストどうなるのかすごく気になりながら読み進めると…続編あります。後半びっくりすること起こります!

「密室殺人ゲーム 2.0」
そしてすぐに続編を読むw
前回の作品の結末から始まらないので、「ん?」ってところがありますが、
やっぱり面白い☆でも2.0だけあってトリックも複雑化。
ドラマとか映像で見てみたいけど、倫理的に無理っぽいw


「恥知らずのパープルヘイズ」
ジョジョの奇妙な冒険の第5部で怖気づいて仲間から去ったフーゴの第5部完結後の話。(ジョジョの漫画を読んでないと厳しいです。)
普通物語の途中で仲間から離れても後から救世主的に現れたり、裏切り者として敵側で現れるけど一切漫画ではでてこない。(本当は敵側で出る予定だったけど荒木先生が気の毒でやめたとのこと。)
小説の内容、漫画で読んでみたい!!
ちなみにジョジョは、早川漫画ランキング断トツ一位ですw
そして、2号と「ジョジョ史上最上スタンドは何か?」って議論になりますwww

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小説備忘録 〜その2〜

読書継続中です。(あくまでも仕事の合間にw)

「22年目の告白 ー私が殺人犯ですー」
藤原竜也の映画とか好きで、映画CMで伊藤英明に何を耳打ちして激怒させたか気になり購入!
殺人犯、曾根崎の小憎らしい振舞いに嫌な気持ちにさせられます。
(映画CMも同様)
でも、その気持ちが大きくなればなるほどラストの反動が大きいです。
面白い☆きっと映画も面白い!←たぶん観に行かないw


「噂の女」
田舎に住む噂の女。連作になっていて、それぞれの話が進むごとに噂の女「美幸」の人物像がハッキリしてきます。ちょっとブラックな出世魚といったところですw
地方都市のイヤラシイあるある感も面白いです☆

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小説備忘録 〜その1〜

ブログ移行して初めての小説備忘録☆
(引き続きよろしくお願いします!)

「舞台」
定期的に読みたくなる西加奈子作品
やはり登場人物が面白いです。
自意識過剰な主人公がニューヨークで盗難に遭い全てをうしなってしまう。
ちょっと読解力不足の自分には難しかったけど、後半の熱量とニューヨークに
行ってみたい気持ちが溢れます☆


「後悔と真実の色」
「指蒐集家」とよばれる若い女性を殺害し人差し指を持ち去る殺人犯と警察の話。まず、初の作家&700ページのボリュームに手を出すか迷いましたが杞憂でした。登場人物の設定がしっかりしていて、かつ後半の加速とびっくり具合!久々に犯人の正体以外で「えっ!」って声が出ましたw

 

「グランドマンション」
クセのある人たちが住む賃貸マンションで奇妙なことが起こる短編集。最後はそのクセのある人たちが集まって、ある奇妙な事件が解決する。
小説化にあたり最終話を加筆しているのはちょっとズルいwでも最初からそのつもりだったのならスゴいです!結局面白いw

 

「彼女がその名を知らない鳥たち」
スゴい小説に出会った感じです。読んでいる間、嫌な登場人物ばかり。でもラストは1人だけ違います。後半、薄々気づいたので思い返しながら読み進めると切ないです。映画化されて、蒼井優と阿部サダヲは配役ピッタリ☆

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