小説備忘録 〜その1〜

ブログ移行して初めての小説備忘録☆
(引き続きよろしくお願いします!)

「舞台」
定期的に読みたくなる西加奈子作品
やはり登場人物が面白いです。
自意識過剰な主人公がニューヨークで盗難に遭い全てをうしなってしまう。
ちょっと読解力不足の自分には難しかったけど、後半の熱量とニューヨークに
行ってみたい気持ちが溢れます☆


「後悔と真実の色」
「指蒐集家」とよばれる若い女性を殺害し人差し指を持ち去る殺人犯と警察の話。まず、初の作家&700ページのボリュームに手を出すか迷いましたが杞憂でした。登場人物の設定がしっかりしていて、かつ後半の加速とびっくり具合!久々に犯人の正体以外で「えっ!」って声が出ましたw

 

「グランドマンション」
クセのある人たちが住む賃貸マンションで奇妙なことが起こる短編集。最後はそのクセのある人たちが集まって、ある奇妙な事件が解決する。
小説化にあたり最終話を加筆しているのはちょっとズルいwでも最初からそのつもりだったのならスゴいです!結局面白いw

 

「彼女がその名を知らない鳥たち」
スゴい小説に出会った感じです。読んでいる間、嫌な登場人物ばかり。でもラストは1人だけ違います。後半、薄々気づいたので思い返しながら読み進めると切ないです。映画化されて、蒼井優と阿部サダヲは配役ピッタリ☆

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