小説備忘録 〜その34〜

年末年始は、特にどこにも行かず。
映画をみたり、本を読んだり、つかの間の休息を☆

「山亭ミアキス」
心に悩みを抱えた救いを求める者が迷い込む、森の中の「山亭」。
超美形のオーナーにクセの強い従業員。絶品料理と猫にまつわる逸話。
心地いい読了感です☆

    


「ひきなみ」
小学校最後の年に、瀬戸内の島で暮らすことになった葉と、島に暮らしている
真以。ずっと一緒と思っていたのに、真以は島に潜伏していた脱獄犯の男と姿を消す第一部「海」と大人になった葉の第二部「陸」で構成。
千早茜作品は、出てくる会話や葛藤や表現が、やっぱりイイです。

     


「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
あらすじや、書評、さらに帯の文字すら一切情報を入れずに読むべし!ってラジオで紹介されてて。(さすがに買わないといけないので表紙はチラ見w)
ネタバレしてイイのはSFってコトだけ。
宇宙好き、理数系の人は絶対読んだ方がイイです。映画化も決まっているようなのでなおさら☆

    


「彼女の背中を押したのは」
妹がビルの屋上から転落。自殺を図ったのか、事故だったのか?その日の朝、
妹から相談したいことがあるとメールを受けた、姉の律子が真相を探る。
毒親問題、働きづらさ、職場の人間軽視。ラストが気になって一気読み!
タイトルの意味が変わってくる☆

     


「週末のフール」
8年後に小惑星が衝突し、地球が滅亡すると予告されて5年が経過して、
残り3年。一時はパニックに陥った世界も落ち着き、仙台の団地の住民たち
それぞれが残りの余命をどう過ごすか?
実際、小惑星が衝突することはないけど、なんか身近な感じがして興味深い☆
地球救う系じゃないところもよかったw

    

小説備忘録

旧ブログの小説備忘録はこちら

事務所のInstagramはこちら